40代無職の底辺生活の中、お金が無くて経済状況と真剣に向き合わざるを得なくなった結果、
- 生活コストの最適化(無理のない範囲での生活費の圧縮)
- 税金についての知識
などが得られました。
それまでお金に関する本を読んだり、動画を見たりして勉強したつもりになっていましたが、実際にお金と向き合わざるを得ない状況にならないと身になりにくいタイプなんだなと痛感もしました。
倹約スイッチが入ったきっかけ
世の中には、お金にがめついタイプとそうでないタイプがいます。それに加えて、義務教育ではお金についての学びが一切ないのもあり、お金に疎い人はとことん搾取される世の中ですね。
お金に対する執着心は少なめ
私は子どもの頃から、お金に余裕があれば財布の紐が緩んで無駄使いをし、限られたお金しかなければ堅実な使い方をするタイプでした。
目的があればひたすら貯金をするけど、そうでない時はいつの間にかお金が無くなっているし、働く気も起きないのです。お金がモチベーションに繋がりにくいんですよね。
金欠のカツカツ状態で何かが活性化
40代で無職になって1年が経過しました。
その間、期間工に応募するも落ちたり、失業保険を受給したり、高時給派遣に落ちたりと何やかんやありました。
収入が無い時期は、単発バイトやタイミーで働いていたのですが、
- 毎日は働きたくない
- 長時間働きたくない
- 合わない人とは距離を取りたい
という感じで働いたので、月の収入は7~8万とかで金欠貧乏生活まったなしだったわけです。
- お金を使うためにもっと働く
- 支出を可能な限り減らして働くのは少なく
の2択なら迷わず後者を選びます。
その結果、生活コストの最適化が出来ました。
支出の中でも最も厄介なのが税金関連です。
住民税と国民健康保険という恐怖
2022年7月に退職して実家に戻ったのですが、
- 住民税
- 国民健康保険
- 国民年金
という支出が無職のフトコロに重くのしかかります。
国民健康保険は、40歳から介護保険料も上乗せされます。(40歳以降で金欠ってマジで大変ですねw)
国民年金は失業した年度は特例で『納付猶予』となりました。
納付猶予は、”支払わなくてもOKだけど、払ってないから年金には反映されないよ”という措置を受けられ、その年度の支払いは0円でOK。金銭的に余裕が出た時に追納すれば、将来受け取れる年金額に反映されます。
退職後の税金関係はマジで重たい
住民税と国民健康保険は、前年度の所得で計算されるため貯金なし無職には大ダメージとなります。この時の痛みがあったからこそ、税金について勉強しようという意欲が沸きました。
そして出来る限り少なくしようと色々と調べてみたところ、
いろいろと上手いこと調整すれば、
- 住民税0円
- 国民健康保険は、7割軽減で最低限の金額(年間20,000円~30,000円くらい)
- 国民年金は、全額免除
も可能だということを知りました。(来年度は住民税非課税世帯になれそうです。)
その後は、サイド&リーンFIRE(収入は控除の範囲内にして非課税枠を狙う)
65歳以降は、わずかな年金+資産の取り崩し(控除の範囲内にして非課税枠に入る)
などを考えています。
お金の使い方の矯正期間
無職になってからも定期収入のあった会社員の頃のクセで、ポンポンと買い物をしてしまっていました。最初のうちは外食でビール飲んだりもしてましたね。危機感が全く足りてません。
んで当然のごとく赤字なので、楽天カードの後から分割払いで何とか支払額を調整してやり過ごすという日々。
この頃はお酒も好きなだけ飲んでいたし、この先どうするか?も考えておらず、ぶっちゃけ刹那的な日々だったように思います。
そういう日々の中で、「うわ、生活費を抑えていかないとヤベッ」という思いが徐々に心根の深くまで浸透していったからこそお金の使い方が矯正されたんだと今はそう思います。
物欲に負ける理由:「まあ何とかなるっしょ」という名の思考停止
結果的に経済観念が発達するまでに約10ヶ月もかかったわけですが、今思うと何故にそんなに時間がかかったのだろうと不思議です。
物欲に突き動かされると、「まあ何とかなるっしょ」と正当化して買い物をしてしまう傾向があります。
最近もそれが出てきて買い物をしてしまいそうになりました。
世の中は、『人は感情で買い物をし、後から理由を考える』という人の心理を利用したマーケティング手法で溢れかえっています。
生活が切羽詰まっていたらそんな買い物をしている場合じゃないと一蹴できますが、そこまで困窮していない場合、「まあ何とかなるっしょ」という思考停止状態に陥り、物欲のままに買い物をしてしまいます。
毎月給料がもらえる状態の私は、「まあ何とかなるっしょ」という思考停止に頻繁になってしました。
そういう悪癖があるからこそ、金欠貧乏生活が荒療治となり、効果を発揮してくれたんだと感じています。最近では「今それ必要か?」というストッパーがすかさず入るようになりました。
これからの日本を生き抜くために必須
- 生活コストを最適化すること
- 税金関連の知識をつけること
は、これからの日本を生き抜くために必須かなと感じています。
疑似金欠貧乏生活でOK
私は金欠貧乏生活を送っている中でスイッチが入って生活コストの最適化が出来ましたが、金欠貧乏生活をしないといけないという訳では決してありません。
『疑似』金欠貧乏生活で全然OKだと思います。
バビロンの大富豪という本で書かれている収入の10%を何が何でもまず貯蓄に回し、残ったお金でやりくりするようにすれば、擬似的に金欠貧乏生活になります。
(過去の自分、読んだだけで全然実践していなかった…)
例えば、手取り150,000だとしたら、10%にあたる15,000円をまず貯蓄に回し、135,000円でやりくりしていくことになります。人によっては、かなり余裕かと思います。
30%まで上げた場合、45,000円貯蓄で105,000円が生活費ですから、家賃のウエイトが重くなければ行けそうですね。
状況に応じて貯蓄の割合を増やせば(減らすのはナシ)、より高い臨場感の疑似金欠貧乏生活になり効果もアップしそうです。
税金関連の知識はYouTube見るだけで貯まる
このところ増税ばっかりですね。今年(令和5年度)の国民負担率は46.8%だそうですが、50%超えるのも時間の問題かもしれません。
幸い今の時代、YouTubeで税理士の方々が自分たちの看板背負ってメチャクチャ有益な情報をわかりやすく発信してくれているので、税金関連の勉強のハードルはかなり下がっています。
税理士系YouTuberのみならず、節約系や投資系、海外移住系の人たちからも相当有益な節税まわりの情報が得られます。
その人たちに倣い、私も学んで実践したことはブログを通じてアウトプットしていきますので、これからの日本を生き抜くために学んで行きましょう!
コメント