2024年、住民税非課税世帯になりました。
低収入ってことなんでおおっぴらに言いにくいですが、税金をとにかく安くしたくて。
社会保険税をほとんど払わなくて良い
住民税非課税世帯(低収入世帯)は、社会保険料がかなり安くなります。
2022年の7月に退職して無職になったんですが、その年と次の年に社会保険料という名の税金の重たさを痛感しましたね。
- 住民税
- 国民健康保険
- 国民年金
これらで月4~5万くらいかかりましたから。(収入が多いと、金額はもっと上がる)
健康保険は3割負担になるし、年金は将来的に受け取れるとは言え、何とも徴収されてる感覚が強くて、さながら罰金のよう…
住民税0円(納付書は送られない)
毎年6月半ばくらいに住民税の通知が来ますが、今年は届きませんでした。
払う必要が無いので当たり前っちゃ当たり前なんですが、「あなたは住民税非課税世帯ですよ」的なお知らせはありませんでした。(役所に聞けば教えてもらえると思う。)
なので国民健康保険の納付書が届いて、その額面を見て「あ、住民税非課税世帯になってるな」と判断しました。
国民健康保険が7割軽減
6月下旬頃、令和6年度の国民健康保険の通知が届きました。
年間で支払う金額は、約25,000円。月額で言うと、約2,080円!これは安い!
去年は年間15万円くらい(2023年度が月額で約12,500円)だったので、年間約125,000円もの大幅な節税に成功しています。
40歳を過ぎてから健康保険に介護保険料が追加されているので、40歳未満よりも少しだけ高いですが年間で約25,000円なら破格ですよ。
7割軽減だとしても何ら問題なく3割負担で保険診療を受けられます。
(とは言え、歯医者の定期検診くらいしか利用しないけど)
国民年金の納付書は普通に届くので免除申請が必要
住民税非課税世帯になっても、国民年金の納付書はしっかり届きます。
なので、免除申請をすぐさましました。
(マイナポータルっていうアプリを使い、スマホをぽちぽちしてサクッと申請できた)
結果の通知はまだ届いてませんが、条件は満たしているので全額免除は間違いなしです。
去年は半額免除で月8,260円だったのが、今年は全額免除で0円。
将来的に受給できる年金額は、
- 1/4免除:全額納付の87.5%
- 半額免除:全額納付の75%
- 3/4免除:全額納付の62.5%
- 全額免除:全額納付の50%
とはなりますが、0円でももらえるのはオイシイ話です。
(ちなみに未納の場合は払っていないので、未納期間分は受給されない)
特別給付金10万円がもらえちゃう
2024年に新たに住民税非課税になった世帯には、10万円の特別給付金が支給されます。
(いわば、罰金は減り、賞金ゲット)
この給付金に関しては賛否両論ありますね。自分はもらう側に回りましたが、否の意見も分かるっちゃ分かります。
住民税非課税世帯になれないワーキングプア層からしてみたら「おいふざけんな」案件でしょう。
とは言え、日本人に配っているだけまだマシです。
今の日本は増税大国で、税収が過去最高額(70兆円超え)を叩き出しているのに国民は豊かにならないどころか、そのお金を海外にばら撒いたり、移民に手厚く配ったりしているらしいじゃないですか。
海外や移民に配るのはさておき、まず日本国民のことを大事にしてくれよって話です。
4万円の定額減税なんかは(企業側が)手間ばっかりかかった割に、経済効果はわずか+0.19%なんだとか。
(国民のためにやってまっせ感を出すための茶番に)とことんアホらしくなってきます…。
…とまあ、制度に関しては賛否ありますし、活かすかどうかは個人の自由になります。
(そもそも、そういう制度があるのを知らないケースも少なくないけど)
自分は去年、住民税非課税世帯について知り、「これ来年狙えるんじゃね??」と思い立ちました。
住民税非課税世帯になった流れ
「税金高いなー、搾取えぐいなー、収入少ないなー、でもたくさん働くのはやだなー。
…せや、住民税非課税世帯になったろ!」
と動き始めたのが、去年の6~7月頃です。
2023年は、1月~4月頃まで失業保険を受給していました。(失業保険は収入と見なされない。)
残りの期間は、週3くらいでゆるくバイトして生活費を確保。
年収100万円を12ヶ月で割ると、『月83,000円』なので生活コストを抑えてもキビシめ。(行けるっちゃ行けるけど)
ただ、失業保険をもらっていた3ヶ月間は省けるので、年収100万円÷9ヶ月で『月111,000円』となり生活費は確保できました。
実家住みなので世帯分離をした
自分は実家住みのこどおじ(家賃2万、家事は全て自分で)なので世帯分離をしました。
親の扶養に入っているわけではなくても、同じ住所の場合、社会保険料の計算は世帯でされるんですよ。
なので、自分が住民税非課税世帯に当てはまる年収だったとしても、親がそうじゃなければ住民税非課税世帯にはなれません。(親も住民税非課税世帯に当てはまる年収だったらOK)
ってことで、役所に行って世帯分離をしました。
同じ住所に世帯主が2人いるという状態で、社会保険料の計算が別々となり、親の年収は関係なくなりました。
※一人暮らしでも住民票を実家から移してなかったりすると、条件を満たしていても除外されてしまうと思われる。要注意!
無職・フリーターでも確定申告
無職、フリーターでも確定申告は必要です。
社会保険料は前年度の所得を基準に決まるので、それを申告するんですね。
面倒くさいけど、今はスマホ使ってe-Taxで確定申告できるのでだいぶ楽です。
バイト先から源泉徴収票もらって、その数字を入力するだけなんでやることは至ってシンプル。
タイミーみたいなバイトなら、アプリ上で源泉徴収票みれるから便利。
【使えるお金が少ねえ】住民税非課税世帯のデメリット
恩恵ばかりを書きましたが、当然デメリットもあります。
それは、使えるお金が少ねえ…ってことですね。
低収入なので使えるお金が限られます。そのため、質素倹約な暮らしが基本となります。
自分はあくせくと働きストレスの中でお金を稼ぐよりも、稼ぎが少なくてもゆるく低ストレスで暮らす方に重きを置いているので、質素倹約な暮らしは苦に感じません。
贅沢って人によって基準が違うので、質素倹約な暮らしが日常になると、たまにする外食が十分な贅沢に感じられるようになります。
ありがたみを感じるハードルが下がるので、幸福度が上がる感じ。
人からは下に見られる可能性もありますが、そのあたりの価値基準も人それぞれなので気にする必要はナシ!人と比べて無いものを数えはじめるとキリがないし不幸の始まり!
自分はお金にある程度の余裕がある状態だとタガが緩んでしまうタイプだと自覚があります。
悪い意味で緩くなり、締まりがない・だらしない感じになって無駄遣いが増えます。生活習慣もみだれがちとなるので、質素倹約を余儀なくされる状況はある意味、良い薬だと感じている部分があるんですね。
(質素倹約が身についた今なら、お金の余裕分を全て蓄財に回して、生活水準を変えないように出来そう)
また、使えるお金が少なくなると不要な人付き合いも減らざるをえません。
個人的には人付き合いは最低限の方が良い(性格的に)ので、ちょうどいいとすら感じています。
一般的なデメリットな部分が個人的にはプラスに働いてたりするので、使えるお金が少ないのは性に合っているなあと実感してます。正直なところ。
結局、FIRE民が最強
住民税非課税世帯は前年度の所得によって決まるので、FIREしてる人がめちゃくちゃ得できます。
年収が100万円未満だったとしても、蓄えがあるので有事の際もさほど困らず、税金・社会保険料といった罰金は最低限に抑えられる。おまけに特別給付金までもらえちゃう。これはもう反則級ですよ。
マジでFIRE民こそ最強ですねと思います。
自分はFIRE出来てないけど、今後のために毎月のつみたては一応出来ています。(毎月8,000円だけどw)
低収入ながらも質素倹約な暮らしが板についてきているので、月20,000円くらいまでは増やしていけそう。
つみたては、金額が上限に近いほど効果大ですが、何よりも早く始めることが重要だと思っています。月1,000円だとしても、何もしてないのとは天地の差。
もしまだ始めてないなら、なるはやで始めた方が良いかと。
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